盲目の曾祖母が始めたお店
『有限会社 石野商店』は、本年11月で【創業100周年】になりました。
100年もの間 事業を継続できたのは・・・
ひとえに発祥の地である 西条の皆様、創業者の故郷である 新居浜の皆様のおかげです。
心より感謝・御礼申し上げます。
誠にありがとうございます。
創業者 故「石野 キミ」は 新居浜の北内町で生まれ、戦時中に夫と長男を亡くし、目が不自由ながらも、女手一つで当時小学生だった祖父や その兄弟を育て上げました。
手の感触で確認できる陶器で、暑い日も寒い日も雨の時でも、荷台車を引いて西条で商売を始めたそうです。
戦後、家族や子供たちを守ることを必死で考え働く姿と、『安かろう悪かろうの商売ではなく、お客様に良い品物を提供したい』という信念に共感して下さるお客様、応援してくださる地元の主婦の方々が一人ずつ増え、
そして店を持ち結婚式の引き出物の食器販売を手掛け、2代目である 祖父が「贈答品 卸売会社シャディ」と取引を開始し、3代目である父が大型貸し倉庫業を始めました。
近年、コロナ禍等の大きな社会不安がありながらも、永く事業を継続できたのは・・・
『地元のために何かしたい』、『地元の子供たちのために』という思いを持つ【新居浜子ども食堂】の皆様との出会いに触発されたことが大きいです。
【新居浜子ども食堂】さんの支援活動に関わらせて頂き、今年で10年目となります。
周りの方々への思いやりを持って長期にわたって、子ども食堂を継続されているボランティア スタッフの皆様のご活動に、本当に頭が下がります。
弊社会長 石野 晴樹は 創業者である 石野キミがもし生きていたら、『生まれ育った新居浜の子供たちのためにきっと 子供食堂さんを応援しただろう』という思いと、
私の母方の曾祖父である 故「泉敬太郎」(元新居浜市長)は、戦後の皆が貧しい時代に小学校の教師をしておりました。
学校にお弁当を持って来れない子供たちのために、毎日妻に弁当を多く作って貰い、自分は食べずに子供たちに与えていたそうです。
きっと 泉 敬太郎も生きていたら、新居浜の子ども達のために『子ども食堂さんを応援していた』と子孫である私はそう思うのです。
こうした活動が出来るのも、普段からご愛顧頂いている地元の皆様のおかげです。
多くの地元の皆様に支えられ、100周年を迎えられたことに、心より御礼申し上げます。
有限会社 石野商店(ギフトの石野)
代表取締役 石野 宏幸
<会社沿革>
1924年(大正13年)
新居浜出身の創業者「石野 キミ」が
西条商店街 栄町に「石野商店」を創業
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1981年(昭和56年)
贈答品 卸売会社「シャディ」と取引開始
西条市大町に「シャディ石野 西条店」を出店
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1985年(昭和60年)
新居浜市星原町に「シャディ石野 新居浜店」を出店
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2010年(平成22年)
新居浜市松木町に「シャディ石野 新居浜店」
移転リニューアルOPEN
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2018年(平成30年)
店名を変更し、オリジナル ブランド
『ギフトの石野 西条店・新居浜店』
2店舗 同時リニューアルOPEN